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【Windows】サインインでPINが優先される?顔認証に固定する方法

PCを使いこなそう

PCの電源を入れて、さあ仕事を始めようとした瞬間。画面に表示されるのは「顔認証」ではなく「PIN」の入力欄だったことはありませんか?

「せっかく顔認証(Windows Hello)があるのに、なぜ毎回PINを求められるの?」

そう思いながら、わざわざ「サインイン オプション」をクリックして顔認証を選び直す。たった数秒のことですが、毎日のこの「小さな一手間」は意外とストレスになるものです。

この記事では、PCを開いた瞬間に顔認証がスタンバイ状態になるよう、システム設定(レジストリ)を修正する手順を解説します。

難しい操作は必要ありません。場所と値を書き換えるだけで、毎朝のイライラから解放されます。

クラノスケ
クラノスケ

私自身も「なんで毎回PINなんだ!」と毎朝思っていました。この設定をしてからは、PCの前に座るだけでロック解除されるので、本当に快適ですよ!

原因

Windows Helloの顔認証を設定していても、スリープ復帰時などにPIN入力が優先されてしまうことがあります。

これは、Windowsが記憶している「既定の資格情報プロバイダー(どの認証方法を最初に使うか)」の設定が、ユーザーの意図とズレてしまっているために起こります。

これを解決するには、レジストリというWindowsの設定台帳を直接編集し、「このユーザーは顔認証を最優先にする」と明示的に教える必要があります。

設定手順

ここからは具体的な操作手順です。レジストリはシステムの重要な部分ですので、手順通り慎重に操作してください。

SID確認

まずは、設定を行うユーザー(あなた)を特定するためのID、「SID」を調べます。

  1. ターミナル起動: スタートボタンを右クリックし、「Windows ターミナル」または「コマンドプロンプト」を開きます。
  2. コマンド入力: 黒い画面が表示されたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    whoami /user
  3. SIDコピー: 表示された結果のうち、S-1-5- で始まる長い文字列があなたのSIDです。これをマウスで選択し、Ctrl + C キーでコピーしておきます(後で使います)。

エディタ起動

次に、設定を変更する画面(レジストリエディタ)を開きます。

  1. 実行画面: キーボードの Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. コマンド: 名前の欄に regedit と入力してEnterキーを押します。
  3. 場所移動: エディタが開いたら、画面上部のアドレスバーに以下のパスを貼り付けてEnterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\LogonUI\UserTile

値変更

ここが最重要ステップです。コピーしておいたSIDを使って設定を書き換えます。

  1. SID特定: 画面右側の一覧から、「名前」が先ほど調べた自分のSID(S-1-5-…)と一致する項目を探します。
  2. 編集画面: 見つけた項目(自分のSID)をダブルクリックして開きます。
  3. 値書換: 「値のデータ」に入っている文字列を削除し、以下の「顔認証用コード(GUID)」を貼り付けます。
    {8AF662BF-65A0-4D0A-A540-A338A999D36F}
  4. 完了: [OK]をクリックして画面を閉じ、PCを再起動(またはサインアウト)して完了です。

【重要】新しい項目を作らないでください

この手順のポイントは、「既に一覧にある自分のSID」の中身を書き換えることです。

新しくキーを作成したりしないでください。あくまで既存の設定値を変更する操作です。

応用

もし、あえて「指紋認証」や「PIN」をデフォルトに戻したい場合は、手順のステップ3で入力するコード(GUID)を以下のように変更してください。

  • 顔認証: {8AF662BF-65A0-4D0A-A540-A338A999D36F}
  • 指紋認証: {BEC09223-B018-416D-A0AC-523971B639F5}
  • PIN: {D6886603-9D2F-4EB2-A6C6-29799BC3A894}
  • パスワード: {60B78E88-EAD8-445C-9CFD-0B87F74EA6CD}

まとめ

Windowsのサインイン時に顔認証をデフォルトにする方法は以下の通りです。

  1. whoami /user で自分のSIDを調べる。
  2. レジストリの …LogonUI\UserTile を開く。
  3. 自分のSID名の項目にある「値のデータ」を顔認証用の {8AF662BF…} に変更する。

これで、PC起動時やスリープ復帰時に、毎回クリックし直すあの小さなストレスから解放されます。

毎日の仕事のスタートダッシュをスムーズにするために、ぜひ設定を見直してみてください。

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